支援者の出入りで起きやすい住まいの困りごと

訪問介護、訪問看護、家庭教師、相談支援などを利用すると、家族以外の人が自宅に入る機会が増えます。本人が音や人の動きに敏感な場合、玄関の開閉や話し声だけで落ち着かなくなることもあります。一方で、支援者が本人の部屋まで通る動線に家族の生活空間が含まれると、互いに気を使う場面が生まれます。支援の時間に家族が在宅していなければならないのか、どこで待ってもらうのか、鍵の受け渡しをどうするのかも、早めに考えたい点です。

本人の安心と家族のプライバシーを守る工夫

まず、家の中を「本人が安心して過ごす場所」「支援を受ける場所」「家族の私的な場所」に分けて考えます。大きな改修をしなくても、家具の配置を変える、支援者が通る動線に物を置かない、貴重品や薬を保管する場所を決める、といった工夫から始められます。見通しのよい場所が落ち着く人もいれば、視線や音を避けられる仕切りが必要な人もいます。本人が嫌がること、安心できる声かけ、触れてほしくない物を家族と支援者で共有しておくことも大切です。

改修や住み替えの前に関係者と確認すること

手すりの設置や扉の変更、段差の解消などを考えるときは、本人の身体状況だけでなく、支援者が安全に介助できるかも確認します。賃貸住宅では、工事の前に貸主への確認が必要になる場合があります。介護保険や障害福祉の制度が使えるか、費用の対象範囲はどうかも自治体や相談支援専門員に尋ねましょう。改修や住み替えを急ぐ前に、本人の困りごと、支援の内容、家族が守りたい生活を紙に書き出すと、必要な条件の整理から始められます。

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運営・発信
特定非営利活動法人えんとかく
公開・更新
2026-09-09
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