読みやすさは、文字を大きくすれば完成するものではありません。行の長さ、行間、余白、見出し、言葉の難しさも関わります。想定する読者と使う場面を決め、いくつかの条件を変えた見本を比べてみましょう。

一ページに詰め込む量を調整する

内容を減らしたくないからと、小さな文字で詰め込むと、必要な情報を探しにくくなることがあります。一段落で扱う話題を整理し、補足を別欄へ分けるなど、情報のまとまりを見直します。余白は、内容の区切りを読み手に示す役割もあります。

見出しに役割を持たせる

見出しだけを読んでも話の流れがわかるかを確認します。「大切なこと」のような抽象的な見出しが続く場合は、その節で扱う内容を具体的に書きます。見出しの大きさや位置は、章と節の関係が伝わるようそろえます。

色だけで区別しない

重要度や分類を色だけで示すと、見え方や印刷条件によって区別しにくい場合があります。見出し、記号、ラベルなども併用し、白黒で見たときにも意味が伝わるか確認します。図の説明を小さくしすぎないことも点検します。

実際の読者に近い使い方で確かめる

机に置く、手で持つ、親子で並んで見るなど、使う場面で見本を読んでみます。対象読者に協力してもらう場合は、「読めますか」だけでなく「どこから読むと思いましたか」「探したい項目は見つかりましたか」と聞くと、改善の手がかりになります。

読みやすさを、一人の好みで決めない

大きな文字なら誰にとっても読みやすい、とは限りません。余白、行の長さ、言葉の難しさ、図の説明など、読み進める条件はいくつもあります。想定する読者に一部を見てもらい、どこを変えると読みやすくなるか、一つずつ確かめてみましょう。

今日、ここから始めてみる

  • 文字・行間・余白を変えた見本を比べる
  • 見出しだけで流れを確認する
  • 実際の使い方で読んでもらう
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