試し読みは、単にページを無料で見せることではありません。読者が「自分に合う本か」を判断する材料です。どの部分を見せれば、文章の調子、読みやすさ、内容の特徴が伝わるかを考えましょう。
判断してほしいことを決める
実用書なら説明の具体性、読み物なら語り口、ワークなら取り組み方や余白が判断材料になります。表紙と目次だけでは伝わらない特徴を一つ選び、それがわかる本文のページを候補にします。
前後の説明が必要な箇所を避ける
途中だけ見ても意味が通る箇所を選びます。前章を読まないと理解できない場面は、短い補足を添えるか別のページへ変更します。結末を扱う本では、読書の楽しみを損なわない範囲も考えましょう。
画面でも読める形にする
見開きを一枚の小さな画像にすると、スマートフォンでは文字が読みにくくなることがあります。一ページずつ拡大できる画像や、ダウンロードできるPDFなどを検討します。ページ数や対象箇所を明示し、本全体と混同しない形に整えます。
本の情報と購入先へ戻れるようにする
試し読みの後に、対象読者、仕様、著者、購入先を確認できるリンクを置きます。販売前なら準備中と明記します。販売先に特別な配信条件がある場合は、公開できる範囲を先に確認してから試し読みを用意しましょう。
感想より先に、読み方を聞く
試し読みをお願いするときは「よかったですか」だけでなく、「どこで立ち止まりましたか」「次に何を知りたくなりましたか」と聞いてみます。評価をもらう場というより、読者がどう読み進めるかを教えてもらう機会にすると、修正する箇所が見えてきます。
今日、ここから始めてみる
- 読者が確かめたい特徴を一つ決める
- スマートフォンで文字を確認する
- 書籍紹介と購入先への戻り道を置く