親なきあと対策は「お金を残すこと」だけではありません
障害のある子の将来を考えるとき、多くのご家族が最初に思い浮かべるのは「いくらお金を残せばよいか」という問題です。しかし、本人の暮らしはお金だけでは成り立ちません。住まい、福祉サービス、相談できる人、日々のお金の管理、医療や健康、家族とのつながりが一体になって生活を支えます。
最初に整理したい7つ
1. 本人が望む暮らし
どこで、誰と、どんな一日を送りたいかを家族の希望だけで決めず、本人の意思を確認します。
2. 毎月の収入
障害年金、各種手当、就労収入など、継続的に見込める収入を大まかに一覧化します。
3. 毎月の支出
食費、住居費、光熱費、日用品、通信費、医療費、余暇費などを整理します。
4. 住まい
グループホーム、一人暮らし、現在の自宅など、それぞれの長所と必要な支援を確認します。
5. お金の管理
本人がどこまで管理でき、どこに支援が必要かを具体的な生活場面で考えます。
6. 支援者
親以外に本人を理解している人が何人いるか、相談支援専門員や福祉事業所との関係も確認します。
7. 財産の残し方
遺言、相続、信託、成年後見などは本人と家族の状況によって向き不向きが異なります。具体的な手続きは専門家に確認しましょう。
