親の急な入院やけがで、いつもの送迎や食事の準備ができなくなることがあります。親なきあとの準備を、まず「今夜、親が帰れなかったら」という場面から考えてみましょう。本人の希望を聞きながら、今日から翌朝までの暮らしを誰とどうつなぐか決めておくことが出発点です。
最初に、朝の支度、服薬の確認、通所、買い物、食事、入浴、就寝の順に、親が担っていることを書き出します。本人だけでできることと、声かけや介助が必要なことを分け、それぞれを頼める相手に確認します。きょうだいや親族が対応できない場合も想定し、普段の事業所や相談支援専門員を交えて考えましょう。
連絡先は「最初に連絡する人」「つながらないときの次の人」「夜間・休日の窓口」を一枚にまとめます。誰が迎えに行くか、帰宅後はどこで過ごすか、鍵をどう受け渡すかも具体的に。連絡先を書くだけでなく、相手に引き受けられる範囲を確かめることが大切です。
自宅での支援が難しいときは、短期入所などの利用も相談できます。短期入所は、介護する人の病気などを理由に、短期間、施設で生活上の支援を受けるサービスです。対象要件や支給決定、受入先の状況があるため、必要な日に必ず利用できるとは限りません。市区町村の障害福祉窓口や相談支援専門員に、手続きと緊急時の相談先を確認しておきましょう。
地域生活支援拠点等は、緊急時への対応を含め、地域での暮らしを支える体制です。地域によって仕組みが異なるため、事前登録の有無や夜間の連絡方法を尋ねておくと、準備が具体的になります。
引継ぎメモには、本人が安心できる声かけ、苦手なこと、普段の予定、必要な医療情報を簡潔にまとめます。本人の意向を確かめ、支援に必要な相手へ必要な範囲で共有してください。服薬や医療的ケアの方法は主治医などに確認し、自己判断で変更しません。
まずは一日の流れと連絡順を、本人と支援者で読み合わせてみましょう。暮らしを支える人と費用の備えを学ぶには、NPOえんとかく主催の無料セミナー案内をご覧ください。さらに説明を希望する方は、聞きたい内容を担当者へお伝えください。開催状況は案内ページで確認しましょう。
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参考資料と確認日
確認日:2026年10月16日(日本時間)
