目を引くタイトルでも、内容がわからなければ読者は選びにくくなります。反対に、説明だけが長く続くと覚えにくくなることもあります。タイトルと副題に役割を分け、印象と内容の両方を伝える案を考えてみましょう。
最初に、内容を普通の言葉で説明する
いきなり魅力的な言葉を探す前に、「誰のための、何についての本か」を一文にします。例えば「地域活動を始めた人が、仲間との話し合い方を振り返る本」といった形です。この説明が、候補を選ぶときの基準になります。
主題と副題で情報を分担する
主題で印象や問いを示し、副題で読者・内容・形式を補う方法があります。短い言葉だけで伝えきれない場合は、無理に一つへ詰め込まず分けて考えます。目次と紹介文も合わせて読んで、同じ本を説明しているか確認しましょう。
約束しすぎていないかを見る
「必ず変わる」「これだけで解決」といった表現は、本文が本当に扱える範囲とのずれを生みます。経験を共有する本なら、経験としての魅力が伝わる言葉を選びます。強い言い切りに頼らず、具体的な場面や独自の問いを手がかりにしましょう。
候補は、使う場面で比べる
表紙に置く、声に出す、SNSの一文に入れるなど、実際の使い方で確かめます。候補を知人に見せる場合は、好き嫌いだけでなく「どんな内容の本だと思ったか」を聞くと、伝わり方のずれを見つけやすくなります。
読者を、困りごとだけで呼ばない
タイトルで悩みに寄り添うことと、読者を弱い存在として決めつけることは別です。「できない人のための」と書く前に、何を試したい人へ届けるのかを言い換えてみます。読み手の力や選択が見える言葉を探すことも、本づくりの一歩です。
今日、ここから始めてみる
- 本の説明を一文にする
- 主題と副題を3組つくる
- 内容を知らない人に印象を聞く